2023年7月3日から車検シールの貼る位置が変わり、2025年も変わらず右上にステッカーを貼る決まりとなってます。
前までは中央上部に貼っていましたが、今では違うのでお気をつけください。
この記事ではその車検シールについて貼る場所をメインに解説していきます。
車検シール(ステッカー)とは?
車検シールの正式名称は「検査標章」と呼ばれ、いわゆる車検シールには車検の有効期限が記載されています。
その期限を過ぎると「車検切れ」であることが一目で分かる仕組みです。
車検シールは貼り付けが法律で義務付けられており、貼らずに公道を走行すると違反となります。
たとえ車検に通っていても、シールを貼っていないだけで罰則の対象となる可能性があります。
自分で貼り付ける場合は、うっかり忘れないよう注意しましょう。
編集部A車検シールの代わりに付けられていることがあるのは保安基準適合標章です。
有効期限は15日間だけなので、早めに車検シールを貼りましょう!
なぜ車検シールの貼る位置が変わった?
車検シールの貼り付け位置が変更された理由について、国土交通省は次のように説明しています。
「無車検運行を防止するため、運転者が自動車検査証の有効期間を容易に確認できるようにし、車検の受け忘れなどを未然に防ぐことを目的として、運転席からも見やすい位置に検査標章を表示することとしました。」
無車検運行は重大な事故につながる危険があるため、減らすには取り締まりの強化も重要とされています。
編集部A要は見やすて、車検切れに気づきやすいからとのことです。
車検シールを間違えた場所に貼るとどうなる?
もし正しく貼られていない場合、法律上は「表示義務違反」とみなされ、50万円以下の罰金(道路運送車両法第109条)が科される可能性があります。
とはいえ、実際の取り締まりでは「まったく貼っていない」「運転席から確認できないほど不適切な位置にある」といったケースが対象になることが多く、単に少しズレている程度で罰則を受けたという事例はほとんど報告されていません。
国土交通省の方針は「運転者が容易に確認できる位置に貼ること」です。
つまり、見やすさを確保できていれば問題になる可能性は低いですが、万が一のトラブルを避けるためにも、必ず指定の位置に貼るのが安心です。
編集部A隠すような貼り方はさすがに警察から指摘を受ける可能性があります。
車検シールを貼る正しい位置はどこ?


2023年7月3日以降、車検シールは運転席側のフロントガラス上部に貼ることが決められています。
運転席から見て、フロントガラスの右上
運転席から見て、フロントガラスの左上
規定上は「ドライバー席の上部で、車両の中心からできるだけ遠い箇所」とされています。
この「できるだけ遠い」という表現が少し曖昧ですが、一般的にはフロントガラスの端(画像例のような位置)に貼れば問題ありません。
つまり、運転席側の上端に寄せて貼るのが正解です。
車検シールを貼る位置を間違えた場合は?
もし車検シールを誤った場所に貼ってしまったら、スクレイパー(シール剥がし用のヘラ状の道具)を使って丁寧に剥がすことができます。
- 破損せずに剥がせた場合
→ そのまま正しい位置に貼り直せます。 - シールが破れてしまった場合
→ 再発行が必要になります。陸運支局や整備工場を通じて手続きできます。
いずれにしても、誤ったまま貼っておくと違反になる可能性もあるため、早めに正しい位置へ貼り直すことが大切です。
車検シールを紛失・汚損した場合の再発行手続き方法
車検シールは表示が義務付けられているため、紛失や破損・汚れで使えなくなった場合は必ず再発行が必要です。
申請窓口はどこにある?
申請窓口は普通自動車であれば、運輸支局または自動車検査登録事務所、軽自動車は軽自動車検査協会です。
また、遠方にある場合や手続きに不安がある場合は整備工場やディーラーに依頼しても良いです。
一部の指定工場では自社で発行することができます。
発行に必要なもの
自動車検査証(車検証)
車検シール(汚れや破れの場合)
印鑑(本人が申請する場合は認印可)
委任状(代理人の場合)
自動車検査証(車検証)
車検シール(汚れや破れの場合)
申請依頼書(代理人の場合)
注意点
車検シールは「表示義務」があるため、再発行が終わるまでシールがない状態での運行は違法となります。速やかに手続きを進めましょう。
まとめ
- 車検シール(検査標章)は法律で表示が義務付けられており、貼らずに走行すると違反・罰則の対象になります。
- 2023年7月以降は、運転席側のフロントガラス上部(右ハンドルなら右上、左ハンドルなら左上)に貼ることが定められています。
- 間違った場所に貼ってしまった場合は、丁寧に剥がして貼り直しを。それができなければ再発行が必要です。
- 紛失や汚損で使えなくなった場合は、運輸支局や軽自動車検査協会で再発行できますが、整備工場やディーラーに依頼するのも安心です。
車検シールは「ただのステッカー」ではなく、車検の有効期限を示す重要な証明です。
うっかり忘れや誤った位置への貼り付けでトラブルにならないよう、正しい位置に貼って安全に走行しましょう。


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